機材紹介

内視鏡カメラ

内視鏡学会専門医・指導医を有する経験豊富な医師が担当します。
上部消化管(食道・胃)については、偏向フィルター・画像拡大機能を備え微細な血管網や粘膜病変の検出を可能にする先端部の外径が9.9mmの内視鏡を用い、咽頭麻酔を行い患者様の要望があれば鎮静剤投与を追加し出来る限り患者様に優しい検査を心掛けています。
また、口から挿入するのが困難な患者様には、先端部の外径が5.4mmと非常に細い内視鏡を用いて鼻から挿入する検査法も実施可能ですので、ご安心ください。

 

下部消化管(大腸)については、先端部の外径が9.2mmと大腸用内視鏡検査用では最も細く柔らかい内視鏡を用い、CO2送気によって検査中・検査後の腹部膨満感を緩和させる工夫などによって患者様の苦痛のない検査を実践しています。
また、微細血管網・粘膜異常の検出を可能にする偏向フィルター・画面拡大機能を備えた先端部の外径が11.7mmの内視鏡も使用しています。
上部内視鏡検査実施時同様、患者様の希望で鎮静剤投与追加も可能です。

超音波検査機器

IBDを治療している患者様は、脂肪肝や胆石・膵炎を合併することが少なくありません。

苦痛なく、CTやレントゲン検査時に生じる放射線被ばく障害が全くなく、何度でも繰り返し実施でも患者様に負担のない超音波検査機器は肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓の各種疾患検査として用いられます。

当クリニックで使用している超音波検査機器は、診断の妨げとなる組織の陰影を低減して境界を強調して描出することが出来ます。

そのため視認性が非常に高く、検査もスムーズに実施でき、患者様の負担も一層少なくて済みます。

カプセル内視鏡

IBDを治療するにあたり、内視鏡の検査を定期的に実施することがあります。
通常であれば、先に紹介した内視鏡カメラで大腸の検査を実施することがほとんどですが、時に小腸の検索が必要となりますし、クローン病では小腸病変の状態確認が必要となり小腸の検査法の実施が必要となります。

また、消化管出血が疑われ胃・十二指腸そして大腸に異常を認めない場合や腫瘍性病変など各種小腸病変の検索が必要となるなど場合が最近増加しています。


当クリニックでは、小腸検査を目的に開発されたカプセル内視鏡を用意しております。
カプセル内視鏡は外径寸法26(長さ)×11(直径)mmの小さなカメラを飲んでいただき、日常生活を送りながら一日簡易な記録計を体に装着して検査をすることが出来る機器です。

通常内視鏡カメラと比較して、苦痛が少なく日常生活を送りながら小腸の画像診断を可能にすることが出来る点で多くのメリットがあります。


ただし、適用対象としては小腸疾患が既に分かっている場合、または小腸疾患が疑われる患者様となっており、個別の状態により医師が最終的な判断をします。

近年、カプセル内視鏡の適用範囲は拡充傾向となっているので、興味のある方は当クリニックの医師に一度ご相談下さい。